Dentistry/Oral Surgery
歯科・口腔外科センターのご紹介
犬猫と飼い主さまに確かな技術と正しい知識を提供するために設立しました。
生き物にとって食事をする事は生命の根幹であり、高等動物ではご飯を美味しく食べられることで喜びを感じます。
人医療に歯科医師が存在する理由は生命の根幹を守るという大切な役目があり、医者が学ぶものとは異なる特殊性があるため医者と歯科医師が明確に区別されています。
動物病院も人医療と同じように高度医療化しているため、歯科医師と同じように犬猫の歯科や口腔外科を専門に診る動物病院があるべきだと考えます。
当院では常に知識や記述を磨き多くの症例を治療した豊富な経験から犬猫や飼い主さまに寄り添った診察を行うように心がけています。また、治療が困難とされる疾患に対しての積極的な取り組みも行っています。
犬猫の口腔内外の顎顔面に関する悩みを持つ全ての飼い主さまの不安を取り除けるように尽力いたします。
荻窪ツイン動物病院 院長 町田 健吾
歯科と口腔外科に特化した病院ならではの特徴
1.きめ細やかな麻酔管理だから安心
当院では最新の心電図モニターと麻酔器による麻酔管理を行っています。
麻酔管理も経験豊富な動物看護師や獣医師が行い、心臓病を抱えた全身麻酔のリスクの高い子には循環器を専門としている獣医師がサポートします。
麻酔記録もiPadに記録するなど業務の効率化を図り麻酔管理に集中できる環境も整備しています。
2.カウンセリングルームから見守れます
当院では全身麻酔が基本的に安全という考えから全身麻酔での治療に立ち会う事ができます。
特に歯周病治療においては歯の1本1本状況が異なるため歯周検査や歯科レントゲン検査を行わないと正確な状況が把握できません。そのため当院では治療室の隣にあるガラス張りのカウンセリングルームで導入からお立合いいただき、その場で歯の状況を説明しながら一緒に治療を進められるようになっています。
3.専門病院ならではの設備
歯周病治療には最低限必要な歯科ユニット、歯科レントゲン、サージカルルーペはもちろん、歯の神経の治療器具、矯正器具、口腔外科に必要な電気メスや高トルクの電動ドリルなども完備しているため口腔内だけでなく顎顔面全ての治療が行えます。
次亜塩素酸水生成器を治療室まで配管しているため、安定した濃度のまま手術前の口腔内洗浄ができ、より確実な術後感染症の予防が可能になっています。
4.お口の中の様々な病気に対応
歯周病治療、虫歯治療、破折(歯折)、乳歯遺残、不正咬合、吸収病巣、歯肉口内炎、顎嚢胞、口腔内の腫瘍を含めた全ての頭頚部の腫瘍、顎骨折、唾液瘤(ガマ腫)、開口障害、などほぼ全ての口腔内、顔面の疾患
5.処置後も万全なアフターフォローで安心
無事に治療が終わって目が覚めた後は、飼い主さまにお返しするまでICU(集中治療ユニット)で術後の身体機能の回復を図ります。
特に歯科治療では流水による歯垢や歯石の除去などを行う為、手術中の体温管理を十分に行っても必ず体温が下がります。低体温では循環不全を起こし麻酔からの覚醒が遅延するだけでなく心臓や脳などをはじめ様々な臓器に負担をかけてしまうため、ICUでの体温管理での体温管理が重要となります。呼吸器疾患を患っている場合では高濃度酸素室として利用する事で安全に覚醒させることができます。
6.専門医や歯科医師とも連携
当院では外部から専門医を招致する事で病院全体としてより高度な獣医療を提供できるように取り組んでいます。
- 奥田綾子:アメリカ獣医歯科専門医(日本で唯一米国で専門医を取得)
- 井上明:日本獣医がん学会獣医腫瘍科認定医Ⅰ種(フリーランスの腫瘍外科医
- 町田真吾:歯科医師(院長の双子の兄弟で同ビル内にて開院)
7.都内で随一の症例数
当院では年間で800~900件ほどの歯科・口腔外科治療を行っています。
高齢なペットや体重が2kgにも満たない超小型犬、心臓疾患、腎臓病を抱えている犬や猫も麻酔前の手術前検査でしっかり状態を把握した上で全身麻酔ができるかどうか判断させていただきます。
全身麻酔が無理だと言われていても諦めずに当院に一度ご相談ください。
8.かかりつけ動物病院との連携も可能
当院ではかかりつけ動物病院様からの紹介を随時受け付けています。
全身麻酔をかけての治療が必要な際にはかかりつけで行った検査結果を持参していただければ麻酔前検査として活用できます。(血液検査に関しては年齢が若ければ2か月前まで、7歳以上は1か月前までのものに限ります。ご持参いただいたデータ以外に当院が必要と判断した検査はさせていただきます。)当院で行った検査結果はお渡しも可能です。
ご紹介患者様には治療後に写真付きの詳細な報告書をかかりつけ動物病院様にご郵送させていただきます。
9.初診時と処置後に細かく説明
初診には30分~1時間かけて病気や治療内容について丁寧に説明させていただきます。
全身麻酔処置後には治療時に撮影した写真や歯科レントゲン画像を一緒に確認しながら説明します。
当院ではほとんどの症例で日帰りでの治療となりますので、帰宅後の過ごし方についても説明させていただきます。
処置の流れ
- 静脈確保
- 挿管
- 術中
- スケーリング
- ポリッシング
- 覚醒
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